ATA133RAID-PCI2



ATA133RAID-PCI2

主な仕様: Ultra ATA133
データ転送速度: 133MB/sec(最大)
デバイスサポート: UltraATA133/100/66/33、137GB以上の容量にも対応
コネクタ形状: IDE 40-pin/80ケーブルコネクタ×2
RAIDサポート: RAID0,1,0+1、JBOD(スパニング)
対応OS: WindowsMe/98/XP/2000
付属品: ドライバディスク、IDEケーブル×2
保証: 1年間
製造元: AVLAB
メーカーサイト: http://www.avlab.com.tw/



ATA133RAID-PCI2に複数のHDDを接続し、その中の一台の中にあるWindows2000を起動する方法


メモ
このボードに関するメモです。
書かれたことは、すべての環境に当てはまるわけではありません。


ジャンク品を980円で入手。

Intel Celeron 400MHz、i440BXのPC(NEC製)に取り付け。普通に動作した。

起動時にPC本体からビープ音が「ピーピーピー」と3回ほど断続的に鳴る(動作に問題は無い。)

RAIDは使用しないので、そのまま、普通のATA増設用として使用。

取り付けたHDDは

ITE Disk Array 0 SCSI Disk Device
ITE Disk Array 1 SCSI Disk Device
ITE Disk Array 2 SCSI Disk Device
ITE Disk Array 3 SCSI Disk Device

とSCSI機器として認識される。

それに伴い、HDDのIDEとしての詳細情報は分からなくなる。(ハードウェア製造元などが見えなくなる。)

ハードウェア製造元は「ITE Disk Array 0 SCSI Disk Device」などと表示される。

アダプタ名は「ITE IT8212 ATA RAID Controller」と表示される。

取り付けるHDDは既にデータの入ったものでも、フォーマットし直さずにそのまま取り付けられた。(NTFS)
(HDDを再フォーマットしなくては使用できないボードもある)

光学ドライブが取り付けられるかは不明。

137GB以上のHDDでも問題なく動作する。

「パーティションコマンダー10」によるパーティション操作は問題無く完了できた。



ATA133RAID-PCI2に複数のHDDを接続し、その中の一台の中にあるWindows2000を起動する方法


このボードに接続したHDDに入っているwindows2000を起動するには少し工夫が必要。

まず、windows2000インストールの段階でこのボードのドライバをインストール。

そして、OSの入ったドライブを一番最後の位置に接続。(重要)

たとえば、このボードに4台のドライブを接続し、その中の1台からwindows2000を起動したい場合は、

IDE2のスレーブにOSの入ったドライブを接続。

そして一番重要なのは、接続するすべてのドライブのルートに [ ntldr ] と [ NTDETECT.COM ] を置くこと。

これら2つのファイルをwindows2000をインストールしたドライブからコピーしておくこと。
(システムファイルなので通常は見えなくなっているがwindows2000をインストールしたドライブのルート(c:\ 等)にある。)

この作業をしないと起動時に「NTローダーが見つからない」と怒られてwindowsが起動できない。


まとめると・・・

1・windows2000インストール時にこのボードのドライバをインストールする。

2・OSの入ったドライブを一番最後の位置(例 : IDE2のスレーブ)に接続する。

3・このボードに接続するすべてのドライブのルートに ntlde と ntdetect.com をコピーしておく。


これで、このボードに複数台のHDDを接続し、その中の一台に入っているwindows2000を起動することができるはず。



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